- 見かけても近づかない・触らない・餌を与えない。追い詰めずに、その場を離れる。
- 天井裏にいる気配があっても、自分で天井裏に入らない。フンには素手で触れない。
- 自分で捕まえない。野生の鳥獣の捕獲は原則として禁止されており、許可が要ります(環境省)。
- 見かけた日時・場所を記録し、住んでいる区市町村の環境の担当に相談する。
ハクビシンは人を襲う?
見かけただけで襲ってくるものと考えて怖がる必要はありませんが、近づいたり触ったりするのは避けます。江東区は「見かけただけなら心配はいりません」としつつ、餌を与えたり触ったりせず、人との間に一定の距離を保つよう求めています。船橋市も、咬まれたり引っかかれたりしてけがや感染症になるのを避けるため、近づかないよう呼びかけています。
東京都環境局によると、ハクビシンは夜行性で、昼間は樹上のうろや、納屋・家屋の屋根裏などで休んでいます。木登りが得意で、柱に登ったり電線を伝って歩いたりし、8cm四方のすき間にも入り込みます。夜、屋根や電線の上で見かけることがあるのはこのためです。
病気がうつらないか心配
東京都環境局は、ハクビシンは複数の人獣共通感染症を媒介する可能性があると言われ、ペットに重い感染症を起こす病原体も検出されていると説明しています。怖がりすぎる必要はありませんが、次のことは守ります。
- 素手で触らない。弱っている・動かない個体にも近づかない。
- フンや尿の跡を片付けるときは、手袋・マスクを着け、終わったら手を洗う(ハクビシンのフンの処理方法)。
- 犬や猫を近づけない。ペットの餌を屋外に置きっぱなしにしない。
かまれたり引っかかれたりしたときは、傷口を流水でよく洗い、医療機関に相談してください。受診を急ぐべきか迷うときは、救急安心センター事業「#7119」(実施している地域のみ)で、医師・看護師などに電話で相談できます。
家(天井裏)に入られていたら?
江東区は、天井裏などに住みつくと、糞尿による悪臭や建物の汚損などの被害を受けることがあるとしています。東京都環境局が挙げる、住みついているかもしれない兆候は次のとおりです。
| 兆候(東京都環境局) | すること |
|---|---|
| 屋根裏で大きな音がする | 時刻と音の種類を記録する(天井裏の足音で見分ける) |
| 天井にシミができた | シミの写真を撮る。天井板を自分で外さない |
| 雨どいやベランダの一角にフンがまとまっている | 写真を撮り、手袋とマスクで片付ける |
| 柿やビワなど庭木の果実が食べられている | 果実を早めに収穫し、落ちた実を残さない |
| 夜、庭や屋根の上に見慣れない動物がいる | 近づかずに、日時と場所を記録する |
夜の鳴き声が怖い、眠れないというときはハクビシンの鳴き声が夜に聞こえたらと天井裏の音が怖くて眠れないときも参考にしてください。
自分で追い払ったり、捕まえたりしていい?
自分で捕まえるのはやめましょう。環境省は、野生の鳥獣の捕獲は原則として禁止され、被害の防止などの目的で許可を受けた場合に限って認められるとしています。江東区も、野生動物のため許可なく捕まえたり飼ったりすることはできないと案内しています。
忌避剤で追い出す方法について、東京都環境局は、屋根裏から追い出せる可能性はあるものの、逃げた個体が別の家で被害を起こすおそれがあり、根本的な解決にはならないとしています(ハクビシンに忌避剤は効かない?)。寄せつけないために、東京都環境局は次のような対策を挙げています。
- 庭木の果実や放置された農作物を残さない。
- ペットの食べ残しや生ごみを屋外に置きっぱなしにしない。
- 家屋への侵入経路になる木の枝を切り、入り口になりうる破損箇所をふさぐ。
どこに相談すればいい?
東京都環境局は、被害にあったら、まず各区市町の環境部署や清掃部署などに問い合わせるよう案内しています。都内では、区市町が防除実施計画に基づいて捕獲を行っています。都外でも、箱わなの貸し出しや捕獲の支援をしている市区があります(全国112市区の箱わな・捕獲支援一覧、害獣駆除はどこに頼む?)。
業者に調査を頼む選択肢
天井裏に住みついていそうで、侵入口の封鎖やフンの清掃まで任せたいときは、駆除業者に現地調査を頼む方法もあります。向いているのは、自治体の支援が使えない・待てない人や、高い所の作業を自分でできない人です。向いていないのは、庭で一度見かけただけの人(まず寄せつけない対策と記録を)、賃貸住宅で管理会社が対応する人です。頼むときは2社以上から、作業内容と保証を書面でもらってください(ハクビシン駆除の費用)。
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現地調査・見積もりを頼める相談先の例
侵入口の封鎖や清掃まで任せたい場合は、2社以上から同じ条件で見積もりを取ると比較しやすくなります。写真とメモを用意してから問い合わせてください。
全国受付・電話は24時間365日。公式サイトでは現地調査・見積もり無料(地域や状況により費用がかかる場合あり)と案内されています。ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなどに対応。
害獣駆除110番の公式ページを見るリンク先で申し込みや問い合わせがあった場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。料金・対応地域・保証などの条件は、必ず各社の公式ページと見積書で確認してください。
よくある質問
子どもが庭で遊ぶので心配です。
見かけたら近づかず、その場を離れるように家族で決めておきます。餌になる果実・ペットの餌・生ごみを庭に残さないことが、寄せつけない一番の近道です(東京都環境局)。
弱っているハクビシンを見つけました。助けてもいいですか?
触らず、住んでいる区市町村の環境の担当に連絡してください。野生動物を許可なく捕まえたり飼ったりすることはできません(江東区)。
かまれた・引っかかれたらどうすればいいですか?
傷口を流水でよく洗い、医療機関に相談してください。救急車を呼ぶか迷うときは「#7119」(実施地域のみ)、子どもの場合は「#8000」も使えます。
制度・窓口・受付時間は変わることがあります。最新の内容は各リンク先とお住まいの自治体の案内で確認してください。
出典(確認日:2026-11-08)
- 東京都環境局:アライグマ・ハクビシンについて(2026年4月6日更新)
- 東京都環境局:被害を防ぐために(2026年4月6日更新)
- 江東区:ハクビシン・アライグマによる被害を防ぐために(2026年10月1日更新)
- 船橋市:ハクビシンについて知りたい(2025年11月25日更新)
- 環境省:捕獲許可制度の概要
- 総務省消防庁:救急安心センター事業(#7119)ってナニ?
保証の内容は業者・契約ごとに異なります。契約書面で確認してください。
痕跡だけで決めず、安全に確認しよう。